スペシャリティ材料で世界をリードするアルケマは、フランスのヴィレ・サン・ポール工場でISCC+認証を取得し、サステナビリティにおける新たなマイルストーンを達成しました。 マスバランスアプローチにより、化石由来の同等品と比較して最大40％のカーボンフットプリント削減を実現する、バイオ由来のUV-LED-EB硬化性樹脂の新シリーズを発売します。
ヴィレ・サン・ポール工場は、UV-LED-EB硬化性樹脂の製造工場としてヨーロッパで初めてISCC+認証を取得しました。この認証取得により、Sartomer®の新たな再生可能資源からなるソリューションの提供が可能になり、既存の最大85%のバイオベース成分を含むバイオセグリゲーションソリューションがさらに強化されます。
バリューチェーン全体にわたるマスバランス*認証は、直接性能に寄与するソリューションとして、アルケマの顧客の脱炭素化を可能にし、より持続可能な代替品への業界シフトを加速します。
上述の成果は世界規模のISCC+認証工場ネットワークを構築する一歩であり、アルケマは、ハイソリッド、水系、UV-LED-EB、ポリエステルパウダー樹脂など、バイオ由来の特殊樹脂や添加剤を始めとした製品群を順次積極的に導入していく戦略です。
これは、エレクトロニクス、新エネルギー、グリーンモビリティ、居住快適性、住宅効率などの用途でますます必要とされる機能性コーティング剤、接着剤、材料に対して、お客様自身の持続可能性目標の追求を支援し、より循環的で低カーボンフットプリントのソリューションを提供するというアルケマのコミットメントを示しています。
マスバランスについて、またアルケマがバリューチェーン全体のパートナーとどのように協力しているかについては、ウェブサイトをご覧ください。
* マスバランス： マスバランス方式（Mass Balance Chain of Custody）は、生産システムを通じて対象範囲の含有量の総量を追跡し、監査可能な記録に基づいてこの含有量の完成品への適切な配分を保証するように設計されています。特性保持の原則は、認証された総生産量が元の投入量を超えないように設定され、適切な変換損失と生産／組立比率を考慮しています。
サプライチェーン全体のISSC+認証は、再生可能な原料の原産地が持続可能な原料に関するISSC+基準を満たしていることを保証します。
アルケマの工場は、アクリルモノマーではカーリング（フランス）と泰興（中国）、特殊アクリル添加剤ではジュネー（フランス）、特殊アクリル樹脂ではツヴィッカウ（ドイツ）がすでに認証を受けています。